今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 8)肉そば玉子入り

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何か食べたいお目当てがあって店に入ったときはいざ知らず、家族の妥協点としてファミレスを選んだ場合に「人気 No.1」などとメニューに謳っているのはひとつの目安となります。ああ、これは定番かつおいしいんだろうな、とありがたく思えるわけです。


似たところで、メニュー名そのものが謳い文句となっていることもありますね。「どうとんぼり  神座」の「おいしいラーメン」とか。

この場合は天邪鬼なもので、おいしいかどうかは自分が決めるもので、店側が喧伝するものではなかろう、などと斜に構えます。まあ、実のところ神座のラーメンはおいしいからいいんですけど。何となく、ほら、言いたい。言わせてくれ。


さらなる派生形として屋号や看板に自己主張があるようなケース。「創業嘉永元年」などの老舗はともあれ、「おふくろの味」とか「本家」とか。言いたいことはわかりますし、実際期待に違わぬ味が多いのですけど、自意識があふれ出してる印象を受けます。


前置きが長くなりましたが、豊しま。いくつか店を連ねるチェーンでありながら、特に Web サイトなどをもたない、昔ながらの立ち食い店。

店頭の看板で「是れはうまい‼︎  肉そば」と高らかに宣言されており、文字通りの看板メニューとなっています。


先客はかき揚げ天を食べており、同調圧力が働くなか、初志貫徹で肉そばを注文。テレビで見たことのある 200 グラムの厚切り肉そばに心動かされましたが、朝っぱらから空きっ腹に入れるには重すぎると冷静さを取り戻しました。

で、肉そば。大将が朝食のヨーグルトを慌ててかきこんでまで仕上げてくれた肉そば。看板に偽りのない肉肉しさに大満足。濃いめのつゆと、半熟に温めた玉子をからめて食べると、またグレードが上がる美味しさ。そばが茹でおき?  あんなの飾りです、偉い人にはそれがわからんのです


あっという間に完食。寒いのに、ちょっと汗をかきました。さて、テカテカリップの唇をハンケチでぬぐいさり、人並みにまみれてサラリーマンの本分に復帰します。


ごちそうさまでした。