今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 20)ゲソかき揚げそば(田舎)

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両親の生まれた金沢はどちらかというとうどん文化らしく、小さい頃に家でそばを食べた記憶があまりありません。

夏休みのお昼にざるそばを食べるとか、年越しそばを食べるくらいで、そのときはスーパーで黒っぽい生麺を買っていたように覚えています。


長じて一人暮らしをはじめてからも、そばはお腹にたまらないこともあり、たま~に緑のたぬきを食べるくらいでした。それにしたって実は赤いきつね派なんですけど。

そば湯を知ったのは社会人になってから。ファミレスで先輩が「そば湯下さ~い」と頼んでいたのに驚いたのなんの。そば湯って?  それ、飲むの?  軽くカルチャーショックでしたっけ。


で、すっかり歳をとって、ラーメンもおいしいけど塩分、油分が……とか言い出すと人生、そばの季節です。立ち食いそばを主戦場にする私が言うのは何ですが、さすがに江戸時代からの連綿と続くファストフード、うまくて、安ければ文句なし。


こちらのお店は更科/田舎からそばの種類が選べますね。そば粉の吟醸とでもいうべき白い更科そばも好きですが、小さい頃の原体験か殻まで挽きぐるみした田舎そばのほうが好みです。

注文を受けてから茹でるので待つこと数分、やって参りましたゲソ天そば。まずは揚げたての天ぷらをガブリ、カシュカシュ。そして醤油のきいたつゆにヒタヒタ。そしてサラサラと崩れ出した天ぷらに七味をパラパラかけて、麺と一緒にドカンとかきこむ。あ、これビールに合うやつだ~‼︎  朝なのが口惜しや。


さて、唇テカテカをティッシュでぬぐいさり、今日もこれからご精勤ですなぁ。


ごちそうさまでした。