今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 3)ソーセージエッグ朝食

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サービスメニューというものは、客が少ない時間帯に少しでも集客力を上げようと提供されています。居酒屋なら仕込みがてらのランチですが、立ち食いそばや牛丼各社ならば朝定食ですね。

それにしても、コレ!  松屋の朝定食のお得感にはクラクラします。ワンコインもしないとは、わが国もまだまだ捨てたもんじゃないですねえ。


思えば四半世紀前、上京して松屋ではじめて食べたその日からフレンチドレッシングのトリコになりました。

なんとも言えない甘酸っぱさと軽いニンニク風味。これがかけ放題とは!  大事だからもう一度、かけ放題とは!  あまりに好きすぎて、お持ち帰りの詰め替えボトルを買うほどでした。


そもそも実家では野菜の味つけは醤油、ソース、マヨネーズの三択だったので、ドレッシングなぞつゆ知らず。いわば松屋において刷り込みがなされたのです。


とはいえ、もういいオジサンですから油ものはほどほどに、かけ放題でも良識をもって適量でガマンします。


まずはベジファーストを貫き、フレンチ味のサラダをムシャムシャと半分ほどほおばります。半熟の目玉焼きはご飯に乗せて、黄身にひと穴。醤油を注いで目玉焼き丼にするお行儀ワルを。海苔を巻きつつ、ソーセージをかじりつつて食べすすめます。

すっかり目玉焼きがなくなると、こんどは牛皿と紅ショウガをたっぷりのせてミニ牛丼の完成。七味をかけたみそ汁をすすり、再びサラダで口をさっぱりさせたのち、お新香を合いの手に丼をカラにします。



こう書いただけでも充実のオカズ群ですよね。貧乏舌と言われれば否定しませんが、こういうのでいいんだよ、と納得の朝8時。

いや~おいしかった。最後に熱いお茶を淹れなおして、ゆっくりと飲み干します。混み合う前ならではの優雅なひととき。セルフ店なので隣席との距離もそこそこあって気をつかわないので、小心者にはありがたや~。


ごちそうさまでした。