今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 5)目玉焼きベーコン朝定食

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なか卯の立ち位置というのは、絶妙である。

うどんも食べられる牛丼屋、あるいは親子丼のおいしい牛丼屋、はたまたカレーもそこそこの牛丼屋だろうか。

まあ、ホームページでは「丼ぶりと京風うどんのなか卯」を名乗っており、牛丼屋という認識を改めねばなるまい。


そもそも牛丼も長ネギ、しらたきの入った独自路線を貫いていたし、すき家を営むゼンショーの軍門に下ってからは、差別化のためか多角的なメニュー構成に拍車がかかっていると思う。

生ものを使ったサーモン丼、何を思ったかローストビーフ重、夜のから揚げ 10 個定食など、枚挙に暇がないひとり旅。


そもそも親子丼を出すだけあって卵はほんとうに美味しいし、うどんを出すだけあってみそ汁もダシがきいて美味しい。松もここは見習え。


で、目玉焼きベーコン朝定食。

ベーコンてえ奴は舶来物のくせに、ただ焼いただけでどうしてこんなにご飯が進むのか。ベーコン1口で、ご飯は3口いけますな。

固焼きの目玉焼きはオンライスせずに醤油をかけ回してオカズとしてチビチビとつまむ。黄身が濃厚でねっとりおいしい。


途中で海苔とサラダを口直しに食べすすめ、そしてメイン扱いのみそ汁をチビリと飲む。

あーおいしい。たぶん、塩分とか味噌の種類とが前世から合ってるんだというレベルでおいしい。貧乏舌とはいえ、おふくろのみそ汁とかいうセンチメンタルな味より、おいしいと断言する。お母さん、ゴメンナサイ。


さてみそ汁も、よく噛むように食べ進め、最後にご飯と口内調味して満足の完食。食後の冷たいお茶が実に清々しい。

たまにゃ、通勤ルートを外してでもなか卯にも来るもんだ、なと。


ごちそうさまでした。