問題.天ぷらに何をつけますか?
A1.何言ってやがる、天つゆだろう
A2.いやいや、通は素材を楽しめる塩ですよ
A3.実はソースです。あれ、かけません?
A4.しょうゆでも、マヨでも、ケチャップでも
人の好みですから、どれも正解なんですけど、とある本でソースをかける地域が多いということを知り、目からウロコ。
なるほどなー、揚げ物だから、ソースは合いますよね。お供がなんなのか、ご飯、ビール、日本酒、どれなのかでも答えは変わってきそうです。
で、そば屋における天ぷら問題。
汁そばにのった天ぷらは、そりゃあもう、そばつゆ。早く食べないと、衣はつゆを吸ってどんどんクタクタになります。それも趣き深いですけど。
一方、もりそばに添えられた天ぷらは、天つゆが用意されていたり、そば猪口しかなかったり。店によってスタイルが異なります。塩が添えられた専門店顔負けの店もチラホラ。
で、こちらは天つゆ別添。立ち食いそばでは珍しい気がします。そば猪口に比べて、かき揚げが巨大なので、そもそもそばつゆはつけられそうもないですけど。
濃いめのそばつゆと違って、澄んだおだし香る天つゆ。まずはちょこんとつけてサクサクとかき揚げをいただく。朝早いから、まだ揚げたてだ。
なん口か食べたのち、天つゆに漬け込み、しばらく放置。その間、そばを食べ進める。
そばをいくらか残して、かき揚げに再び舞い戻る。グズグズにふやけた食感を楽しみ、一気にほおばる。そばをチェイサーのようにすすり込み、口いっぱいに幸せをほおばる。我ながら、安上がりだな。
そして最後はグラスに入れられたそば湯を猪口に入れて、ゴクリ。すっかりしょっぱくなった口内を、水で洗うように飲んでさっぱりしたところで完食。
食べ終えたトレイを厨房へ戻し、踵を返した出口のティッシュで口のテラテラをふき取り、今日も頑張りますかね。
ごちそうさまでした。