今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 33)特製ラーメン

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券売機は左上がイチオシときく。


そこにあるのは、基本メニューだったり、店名を背負った看板メニューだったりいろいろです。ともあれ、真っ先に目につくのは確か。


こちらの店では特製ラーメンがゴールデンスポットを占領。昼ごはんで千円ならなかなかの勇気のいるお値段。高まる期待、鳴るオナカ。


食券を提出すると細麺か太麺か選べるという。

あっさりしょうゆ味だから麺にからむかな、なんて細麺を選択。壁をみれば材料は信州小麦とのこと、自信の国産ですね。


セルフの水を飲みつつ店内を見わたせば、店が掲載されただろうラーメン本が何冊も置いてある。おっ、ラーメンの鬼・佐野さんの写真も。これは心して食べねばなるまい。


厨房からは楽しげな店員さんの声。男女だからかちょっとうらやましいゾ。でも、店長がバイトを叱るような店よりは何万倍もくつろげます。ホントに。


さてやってきました特製ラーメン。キャッキャ言ってた女子のほうが持ってきてくれました。


帆船のような大きなノリ、香り高い岩ノリ、黄身が黄金色のゆで玉子、丼ぶりからはみ出さんばかりのチャーシュー、彩り鮮やかな青ネギ。やるな、特製。いくぞ、特製。


ひと口スープを飲めば、ははーん、いい仕事してるヤツだと舌バカの私でもすぐにわかる。


こだわりの麺はたしかに小麦の味がするし、ひそかに入っているエリンギメンマが味のアクセントとなってます。さすが看板メニューの面目躍如。 


ロウトを逆さにしたような器のかたちのおかげか、スープは最後まで熱く、やめどきが難しい。麺も具も食べ尽くし、青ネギを丹念に集めて何度か飲んで勘弁しておく。


グラスの水を注ぎ足して、一気に飲み干す。ごちそうさまと席をたてば、ありがとうございました~と気持ちのいい声が返ってくる。当たり前のやりとりが、今日は何だかうれしいな。天気がいいからかな?


ごちそうさまでした。