今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 24)玉子サンド、ヒレカツサンド

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特急の旅。クロスシートで車窓を愛でながら駅弁をほおばる。なんとも楽しくて仕方ない。


ところが、近ごろは駅弁の「におい問題」が生じているらしく、動揺している。


たこ焼きや豚まんあたりがやり玉にあげられているけど、たしか孤独のグルメでは温められるシュウマイ弁当で困ったみたいな話もあったっけ。


耳は塞げる、目は閉じられる。でも鼻はそうはいかないということか。旅情のとらえ方は人それぞれだから、小心者としてはせめて積極的に迷惑をかけないようにはしたい。


さて、そこでサンドイッチ。これならばさほど迷惑もかかるまい。ビール飲んでおいて何を言ってるんだと言われればそこまでですが、一本だけなのでご容赦くださいな。


京都駅で選んだのは、いかにも京都っぽい厚焼き玉子サンドと、ビールによく合うカツサンドキヨスクで悩むこと2分、我ながら上出来のチョイス。


まずは玉子サンド。ひと口パクリ。しっかりしたパンの味のあと、ほのかな玉子焼きの味がする。


なにで味つけしてるんだろうか、マヨネーズ?  しお?  ダシ巻きほど水っぽさはないけど、ふわっとやわらかな幸福が口に広がる。ビールをひと口。


お次はヒレカツサンド。さすがに玉子焼きほどではないものの、しっとりやわらかいカツ。ガツンとしたソース味をまとい、ビールはふた口。


いずれも予想を上回るおいしさに大満足。片手で食べられる簡便さもステキ。サンドイッチ伯爵に感謝せねばなるまいて。


ビールが不足気味ですが、混雑した社内でひとり宴会をするのもはばかられるので一本で自制。通路側なので車窓にかぶりつきもできないし、アマゾンプライムでも観ながら、ウトウトしましょ。


ごちそうさまでした。