今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 58)自家製冷やし中華(シマダヤの流水麺)

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そもそも冷やし中華ってえのは、暑いときに一服の涼として求めるものである。


甘酸っぱいタレと、冷えた麺、色とりどりの具を、時にむせこみながらしみじみ楽しむものである。


なのに、グラグラと大鍋でお湯を沸かして麺を準備する自己矛盾。汗だくになって茹であげても、暑い日の水道水はたいがいぬるく、求める冷気は得られない。


さて、真夏でなくとも冷やし中華日和はある。ちょっと蒸して汗をかいた日は、色鮮やかなあの一皿が恋しくなる。


そこで、シマダヤ。流水麺のシマダヤ。

うどんやそばの安定感は言うに及ばず。西原理恵子の漫画にもあった通り、そこらの店よりおいしい。そんなシマダヤが冷やし中華に手を出した。


しかもタレ付、それも「ほぐし水兼用」。冷蔵庫で固まった麺は瞬く間に食べごろの冷やし中華になる。当たり前だけど、冷え冷えのまま。


お湯、いらない。水道水、サヨナラ。なんたるコペルニクス的転回。


タレのお味は、甘いだの、酸っぱいだの、しょっぱいだの好みが分かれるでしょうけど、私にはこれで十分です。


鍋いらずのメリットが大きすぎる。早めにタレを入れるとのびるので、麺のほぐしは各自に任せて盛りつけにかかる。


せめて盛り付けはパッケージを参考に彩りよく。麺で横着したぶん、ひと工夫してみるものの、所詮は週末クッキングパパの限界。


キュウリ、もう少し細く切ったほうがよかったな

トマト、かためで青臭くておいしいゾ

玉子、これくらいは自作。タレを吸うのがいいネ

チャーシュー、出来合いだけどいい歯ごたえ

エビ、カニカマ、彩りも食感も華があるヨ


麺をすすり、具材を食む。程なく皿がカラになると、ひと口、ふた口タレを飲む。思ったとおりの味の濃さに満足して、箸を置き、お茶を飲む。


今度は、ゴマだれのほうも食べてみよう。いや、食べねばなるまい。


ごちそうさまでした。