財布に万札しかない朝。
しまった、PASMO にチャージして崩しておけばよかった。
お目当てにしていた立ち食いそばは個人店だし、朝イチから大きなお札を出すのがはばかられる。
気を回しすぎの小市民としては、券売機のあるゆで太郎にシフトチェンジ。
考えてみるとゆで太郎では朝セットばかり食べているので、あえてレギュラーメニューから肉舞茸そばを選ぶ。
せっかくなので冒険するお年ごろ。
肉の脂が出たツユをまとうそばがおいしい。選択は正解。クキクキとした舞茸もアクセント。
シャキシャキのネギとともに豚肉を食べると、ご飯のオカズにもなりそうな深〜い味わい。
ポイントは、サービスの天かすを丼ぶりの周囲にぐるりとのせたこと。名づけて環太平洋天かす帯作戦です。
丼ぶりの真ん中から食べれば、ふつうの肉舞茸そば。でも、丼ぶりに直接に口をつければ 360° どこからでも天かすが口に飛び込み、油にまみれられる、二段構えの作戦。小太りならではの着想です。
七味もきいてるし、おいしくてツユもついつい飲みすぎるし、そもそも蒸しっぽい天気に汗がドッと噴き出す。たぶん、デコからはとれとれの油も出てる気がする。
ああ、そろそろデオドラントの季節だな〜なんて思いながら完食。ハンカチで汗をぬぐってグラスの水を飲み干し、どんより雲の出勤コースに戻る。
ごちそうさまでした。