今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 62)タンタンメン

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◎タンタン(旦旦);神戸王子動物園のパンダ

◎タンメン(湯麺);野菜炒めののった麺料理

◎ワンタンメン(雲呑麺);ワンタンののった麺料理

◎タンタンメン(担々麺);辛味をきかせた麺料理


並べるとゲシュタルト崩壊を起こしそうですが、似て非なるもの。どれもおいしい。いや、タンタンはかわいい。


さてランチにタンタンメン。

本場中国での定義はともあれ、コレといった絶対の定番があるわけでなく、店によってスタイルはさまざま。


大きく共通しているのは、ゴマのきいたスープに山椒や辣油で辛味をきかせたところ。ひき肉がのせられていることも多い。


本場では汁なしが主流とかいうけど、やはりラーメン好きとしてはスープありが好き。汁なしは別ジャンルの、パスタ的な食べ物としておいしいけどさ。


さて、こちらはとろりとしたゴマペーストに、青梗菜がのったタイプ。ひき肉ではなく、チャーシューなんですね。ふふふ、楽しみ。


まずはスープの上澄み、といっても一番ゴマの濃いところをスルリ。おおお〜鼻に抜けるゴマの風味がたまりません。


ピーナッツバターのような、ゴマの甘みが感じられる味。しびれ要素はほぼなく、辛味がほんのりくる味つけ。


麺は博多ラーメンのような細麺ですね、スープがよ〜くからんでおいしい。もう少し辛味が欲しくてラー油をひと回し。濃厚なペーストをレンゲですくっては麺をすする。


ニラや青梗菜も歯ごたえ十分。チャーシューは箸を入れれば崩れるホロホロ加減、底に沈むとサルベージが難しそうなので、慎重に箸をつける。


ライスを頼んでいる人が多いのもナットク。このチャーシューと、スープなら2杯はいけそう。まあ、ランチタイムからそんな無茶できる歳でもありませんが。


麺を食べ終え、表面に残る濃厚部分をフチに追い込むようにすくっては飲む。やめどきが難しい。この味を飴にしてしばらく舐めていたい、そんな磁力のあるスープです。


小さな意志の強さを発動して、レンゲを置き、グラスの水で口を洗い流してお会計。次回にどうぞ、と味付け玉子無料クーポンを貰う。


なんだこれ、次回ご飯3杯食べられちゃうな〜嬉しい悲鳴を声なき声であげる。その日の胃腸が冒険してもいい調子だったらね。


ごちそうさまでした。