今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 63)自家製 室蘭カレーラーメン

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お土産でカレーラーメンをいただく。


室蘭名物らしく、パッケージには「第4の味」と謳われている。なるほど醤油、味噌、塩に次ぐ北海道ラーメンということだろうナ。


そもそも、カレとラーメンという二大国民食は、なぜだか相容れることがなかった。カップヌードルカレーというロールモデルが偉大すぎるのか、広がりに欠けた。


高級でない蕎麦屋には大体カレー南蛮があるし、カレーうどんなどは専門店もあるくらいで、汁物とカレーの相性が悪いわけではない。飛び跳ねは怖いけどサ。


ようは個性と個性がぶつかり合うと、悪い結果になりがちということなのだろうか。ON のように両雄並び立つほうが珍しいのかもしれない。


そんなカレーラーメン。パッケージのおすすめ通り、チャーシュー、ネギ、温玉、メンマをのせる。ムムム、わが家の器の色も相まって、カレーうどんにしか見えない。


スープをひと口。カレーうどんとは確かに異なる中華スープのはずだけど、カレーが勝って断言できない。おいしいのはわかるけど、分析力がゼロの己れの舌バカを恥じつつ、麺をすする。


縮れ麺に濃厚なカレースープがよくからみ、鼻に抜ける風味も合わさって間違いのないお味。メンマもチャーシューもカレー色に染まっているけど、自己主張は忘れない。


温泉玉子は、白身、黄身ともにスープにまろやかさを加え、単調になりがちなカレー味に変化をもたらしてくれる。オススメだけある相性のよさ。


スープの辛味は程々なのに、濃厚なコクはノドの渇きを覚えるほど。冷たいお茶を飲みつつ食べ進める。


ラーメン二郎よろしく、もやしを入れておけば野菜がたくさん食べられたなぁ。パッケージの裏に小さく書いてあるんだもん、買い物のあと気づいても、後の祭り。


麺や具材をキレイに食べ終えてもまだ残るカレースープ。ご飯にかけても、まだまだいけそうな濃厚なスープ。さすがに飲み干す胆力はなく、まだ癒えぬ喉の渇きをお茶で潤す。


寒〜い北海道で食べたら、おいしさ倍増だろうな。冬の室蘭にいく機会が、短すぎる人生で得られるのかどうかわかりませんが、その節は試してみたいと思います。


ごちそうさまでした。