今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 36)卵かけご飯+納豆

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最後の晩餐で何が食べたいですか?

たま〜にテレビでそんな質問をみる。


おふくろの味、妻の得意料理、馴染みの定食屋、いろいろ考えられるけど、私が食べたいのは一択、卵かけご飯。


至高にして究極。あれに勝る味があろうか。いやない。生卵を食べられるのが日本人だけのしあわせであるならば、JA に感謝状を送りたい、マジで。


とか力説しといて、今日は変化球。全卵にマヨネーズと醤油をひと回し。ひたすらかき混ぜて軽く泡立つまで頑張る。


さらに納豆を加え、メレンゲをつくらんばかりにかき回して、なじませる。


あとはご飯の中央にくぼみをあけ、トローリと流し込むと、卵はすうっと吸い込まれていく。見た目は悪いが、間違いのないお味は保証されている。


お行儀ワルは承知で、茶碗の中でとどめの撹拌。どこを食べても卵&納豆、ほんのりマヨ、といったステキなひと品に仕上げる。


まずはそのままパクリ。納豆のクセを卵とマヨがうまく消して、旨味だけが残る。うまいうまい。


お次は味のりでクルリと巻いて。磯の香りがふわっと重なって、うまいうまい。


今度はゆかりをハラリとかけて。シソの香りがアクセントとなって、うまいうまい。


結局、どう食べようと、うまいものはうまい。ブラックジャックも「ボンカレーはどうつくってもうまいのだ」と言ってました。


今回はマヨや納豆が援軍でしたけど、なんてことない無洗米と普通の卵、醤油で得られるしあわせ、それが卵かけご飯。欲を言えばヨード卵がいいけどネ。


やっすい男だな〜と思うけど、金ばかりかかるよりはいいかな。


成長期にある子どもたちならいざ知らず、私が美食しても、そんなに後世に何か残せないしね。いや、多少経済は回るけどさ。


さて、しあわせの仕上げには熱いほうじ茶が似合うけど、今日のところはレンチンのルイボス茶。ふうふう飲んで、口中に残るしあわせの名残りにサヨナラ。


ごちそうさまでした。