冷めておいしいように蒸し上げられたご飯、歯ごたえよくご飯にもビールにも合うオカズたち、そして主役たるシウマイ。デザートがわりのアンズまで1つの様式美をみる思いです。
しかし今日はあえて中華弁当。シウマイ弁当が選べるのに選ばないのは、意外と勇気がいる。
ララァにはいつでも会えるけど、シウマイ弁当を食べるチャンスは今度いつくることか … うん、いらんところで勇気の無駄撃ちをしとるな、オレ。
ともあれ重厚なフタを取り上げ、陣容を眺める。
左上から時計回りに、春巻き、エビチリ、唐揚げ、金糸卵、ザーサイ、唐揚げ、シウマイ、青椒肉絲、酢豚、俵ご飯。
うひょひょと笑みのこぼれそうな、ビールに合う合うラインナップ。
そもそも、俵ご飯に醤油をかけるだけでいいアテになるんだから、こいつは 500 mL を2 缶コースだ、間違いない。
絶妙な味つけの憎いあんちくしょうたちをつまみつつ、ビールをグイグイ。シウマイ以外は共通項が少ないのに、きっちり崎陽軒の味なのは不思議だな。
ここにあのタケノコがいてくれたら… とは思うけど、向かいで家人が食べているシウマイ弁当に手を伸ばすのはヤボ。あえて中華弁当を食べている自分の蛮勇を無駄にしない‼︎
で、ビールと弁当ですっかり腹くちくなり、満足感と高揚感を覚える食後。すると家人がお腹いっぱいとかで、大量のタケノコたちが私の手元に。
お残しなんてなんと罰あたりな、とか言いつつ 3 缶目に手を染める。こいつぁ長い夜になりそうだぜ。松山千春な夜だぜ。
ごちそうさまでした。