今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 83)から揚げそば

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5月だというのに、真夏日とは恐れ入る。温暖化か、ヒートアイランドか知らないけど、さすがに趣味のお散歩にも支障をきたすレベル。


道すがら花を愛でつつ歩くものの、日光にジリジリと焼かれ、帰りはバスに乗ろうと駅前を目指す。


すると高架下に独立系の立ち食いそば屋が。看板を見れば、なんとまあ冷やしメニューが豊富なこと!  コイツァありがたいとのれんをくぐる。


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改めてどれにしようかと店内を見渡すと「から揚げそば」の文字と目が合う。くうう、冷やしと心に決めていたのに、仕方ない。


オヤツにはちょっと重いけど、ここであったが百年目だな。まあ心頭滅却すれば温そばでも大丈夫でしょう、たぶん。


程なくやってきたのは、巨大なから揚げが乗せられた一杯。包丁で切り分けられており、さながら和風パーコー麺の様相。アツイ戦いになりそうだゼ。


まずは端っこをとりあげ、パクリ。しっとりとした衣にダシがしみて、素直においしい。なんというか、ご飯が欲しくなる。暑いからビールでもいいかな。


巨大な肉塊を半分ほど食べおえると、下の麺が見えてくる。ここで七味をかけ、ようやく麺をすする。淡麗なそばが濃いめのダシに合うな。まあ、本来ダシはそばに合うもんだしネ。


ダシはから揚げの衣をどんどん浸食して、しみしみになったヤツもおいしい。スルスルと麺をやっつけ、最後にお楽しみのから揚げ、反対の端っこをパクリ。うまし。


鳥の脂がしみ出したツユをグイッと飲むと、汗がドッと出てくること!  店を出ればまだ日も高く、生ぬるい風が頬を撫でる。


よし、家に帰って、昼ビール&お昼寝と洒落込もう。これぞ正しいオジサンの週末だね。


ごちそうさまでした。