今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 45)五目チャーハン

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チャーハンをつくるコツというのはネットにあふれている。冷やご飯を使え、卵を最初から溶いて混ぜろ、一人前ずつ炒めろ、などなど。


それだけ、皆さん自家製チャーハンに苦労しているのだろう。


正直、私のようなシロウトが頑張るよりも、冷凍食品のほうがクオリティが高い。もはや悔しさすらなく、清々しいくらいだ。


とはいえ、やはり中華料理店の出来立てチャーハンがおいしい。


パラパラ、しっとり、方向性の違いはあるけど、やはり決め手は家庭にはない強力な火力ですかね。


で、なんとなくチャーハン腹のお昼どき。


メニューになぜだかオムライスがあって気持ちが揺れるも初志貫徹、チャーハン。それも奮発して五目チャーハンを選ぶ。


程なくやってくる待望のひと皿。あんまりがっつくのも大人げないので、まずはスープをプレリュードがわりにすする。


さて、五目チャーハンを見回せば、色とりどりの具材がオレを待っている。いっただきまーす。


カニ  主役となる色あざやかな赤

たまご!  全体に混ぜ込まれた黄色

チャーシュー!  もう一人の主役級の茶

グリンピース!  欠かせない脇役の緑


モグモグ。おっ、おこげがおいしいな。

モグモグ。あれ、四種類しかないな。

モグモグ。ネギとか入っているのかな。


一向にネギの気配がしないので、調べてみれば「五目=五つの品目。また、種々のものの混合していること」なんだとか。


なるほど、間違いではないけど、腑に落ちるわけでもない。


この場合はカニチャーハンを名乗ったほうが潔いのではないか。せめて具が五種類以上あったときに五目を名乗るべきではないか。


などと思うも、このおいしさの前には沈黙。カニを食べるタイミングをうかがいつつ、あっという間に完食。


いかんいかん、夢中になって咀嚼が足りなかった。ごめんよ、胃ブクロ。まあ、勉強になったうえに、おなかも満たされました。


ごちそうさまでした。