今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 86)冷やしたぬき(田舎)

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突然ですが、フィールドワークの結果を報告します。都内でみられる「冷やしそばのツユ」ですが、おおよそ下の3種に収束すると思われます。


1)温そばのツユをほぼそのまま冷やした系。若干そうめんツユに寄せた店もあり、ゴクゴク飲める。


2)ざるそばのツユをぶっかけた系。濃いめなのでそのままでは飲めないけど、そば湯が供されることも。


3)酸味をきかせて冷やし中華に寄せた系。具材もキュウリや錦糸卵などそれっぽくなる。


1)は大量のツユを冷やさねばならず、扱う店はそれほど多くなく、2)と3)がしのぎを削る印象。


どれもおいしいけど、出てくるまでどのタイプかはわからない。まるでチョコレートの箱のようだね。


さて、こちらで冷やしは初めてなのでワクワク、ドキドキ。やってきたのはどうやら2)ですね。ツユはざるそばよりやや薄まってるかな?  といった趣き。


まずは器を傾けて、ワサビをツユに溶く。揚げ玉がまん丸で、わざわざ「たぬき」用に用意した感がありますね。専用機っぽくてイイな。


揚げ玉をそばとともに勢いよくすすると、サクサクしておいしい。朝イチだからか、とくにサクサクしている気がする。気のせいかな。


さて、挽きぐるみの田舎そばは濃いめのツユにも負けない風味。アルデンテのような歯ごたえの残る茹で具合で、モグモグ噛んでいただく。


途中で丼ぶりを持ち上げて揚げ玉を箸でかきこむ。


サクサク、シナシナ、モロモロ。さまざまな食感が楽しめます。これ、ライスの上にのせてたぬき丼にしたらおいしいだろうな。


たっぷりのワカメはサラダがわりによく噛んで、ネギの食感もいいアクセントです。


ツルツル手繰るうちに、あっという間に完食。ワサビがきいたツユをすこーし飲んで、丼ぶりを置く。


通勤でかいた汗がスーッとひきました。今季も冷やしそば行脚の季節、忙しいな。さて、今日もがんばっていきまっしょい


ごちそうさまでした。