突然ですが、フィールドワークの結果を報告します。都内でみられる「冷やしそばのツユ」ですが、おおよそ下の3種に収束すると思われます。
1)温そばのツユをほぼそのまま冷やした系。若干そうめんツユに寄せた店もあり、ゴクゴク飲める。
2)ざるそばのツユをぶっかけた系。濃いめなのでそのままでは飲めないけど、そば湯が供されることも。
3)酸味をきかせて冷やし中華に寄せた系。具材もキュウリや錦糸卵などそれっぽくなる。
1)は大量のツユを冷やさねばならず、扱う店はそれほど多くなく、2)と3)がしのぎを削る印象。
どれもおいしいけど、出てくるまでどのタイプかはわからない。まるでチョコレートの箱のようだね。
さて、こちらで冷やしは初めてなのでワクワク、ドキドキ。やってきたのはどうやら2)ですね。ツユはざるそばよりやや薄まってるかな? といった趣き。
まずは器を傾けて、ワサビをツユに溶く。揚げ玉がまん丸で、わざわざ「たぬき」用に用意した感がありますね。専用機っぽくてイイな。
揚げ玉をそばとともに勢いよくすすると、サクサクしておいしい。朝イチだからか、とくにサクサクしている気がする。気のせいかな。
さて、挽きぐるみの田舎そばは濃いめのツユにも負けない風味。アルデンテのような歯ごたえの残る茹で具合で、モグモグ噛んでいただく。
途中で丼ぶりを持ち上げて揚げ玉を箸でかきこむ。
サクサク、シナシナ、モロモロ。さまざまな食感が楽しめます。これ、ライスの上にのせてたぬき丼にしたらおいしいだろうな。
たっぷりのワカメはサラダがわりによく噛んで、ネギの食感もいいアクセントです。
ツルツル手繰るうちに、あっという間に完食。ワサビがきいたツユをすこーし飲んで、丼ぶりを置く。
通勤でかいた汗がスーッとひきました。今季も冷やしそば行脚の季節、忙しいな。さて、今日もがんばっていきまっしょい。
ごちそうさまでした。