今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 91)せいろともつ煮込みセット

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もつ煮込みはお酒に合うんだから、おそらくご飯にも合う。


自明なんだけど、ランチタイムにもつ煮込みを出す店は少ない。狙うべきは居酒屋の昼メニュー、間違いのないおいしさがそこにある。


で、本日の日替わりがもつ煮込みとの立て看板にひかれてフラフラと入店。カウンターに陣取って到着を待つ。楽しみ、楽しみ。


待つことしばし、やって参りましたマイランチ。


お盆の上は呑兵衛ワンダーランドの様相。もつ煮だけでなく、漬け物の盛り合わせが華を添え、ご飯が足りるか心配になる。


せいろにそば湯、お吸い物までついてるんだから、お腹タプタプの予感が止まらない。昼下がりに眠くならないか心配だけど、箸は一方通行ですすむばかり。


からし漬、らっきょ、奈良漬、沢庵、柴漬け。


漬け物軍はどれも少量ながら、ご飯の援軍としては申し分なし。でも、メインのもつ煮込みのため、小鳥のように少しずつご飯をあわせる。


さて、主役登場、もつ煮込み。まずはパクリ、クニクニ。臭みもなく、もつらしい旨味と、味噌の濃い味つけに恋に落ちる。


くうっ、お天道様が高いのがニクい。夜なら間違いなくホッピーなのに。とはいえ、思惑以上にもつとご飯との相性はバツグン。


七味をパラリとかけ、シャキシャキのネギとともにもつを食べてはご飯をかき込む。幸せはランチタイムに潜んでいたんだね、見つけたよ、ついに。


などと思考がトリップしているうちにもつとご飯は売り切れ。ハーフタイムに吸い物を飲んだら、後半戦のせいろ。冷たくしめられたそばは、いたってふつうにおいしい。


何というか、いろいろ食べるものが多くて、どう組み立てたものか。気持ちがいそがしい食事でしたが、どれもおいしく、充実のひとときでした。


そば湯をいただくと、予想通り水っ腹になりましたけど、最後に残しておいた甘い豆をデザートがてらパクリ。


グラスの水を一気に飲み干して、食事の余韻を消し去り、午後に備える。


どうか、眠くなりませんように。


ごちそうさまでした。