今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 52)朝カレープレート

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朝カレーは、刺激的だけどクセになる。いや、刺激的ゆえに定期的に食べたくなる。


初めてのこちらのお店、券売機前で悩むことしばし、字面だけで朝カレープレートを選ぶ。ミステリー列車のようなワクワク感、いったい何が出てくるものか。


見れば卓上には、うまみソース、辛味オイル、きゅうり漬、大根漬が置いてある。


味の見当もつかない初見殺しのソースとオイルだけど、ぜひ試さねばなるまい。そこに山があるように、ね。


しばし温かいスープを飲んで待つ。胃にやさしくていいネ。朝ごはん、ちゃんと飲んでる?  とはキョンキョンの  CM だった気がする。


さて、やってきましたカレープレート。中央のライスを境に、カレーサイドとサラダサイドに分けられたひと皿。


さながら太平洋側と日本海側のごとし。どちらが表とか裏とか言っちゃダメだぞ。


さて、太平洋側にはナス、ジャガイモがゴロゴロと。ニンジンは舌で潰せるやわらかさ。ピリリとしたカレーソースもおいしい。


日本海側のサラダはさすがに申し訳程度だけど、十分ないろどり。フォークで丁寧につつく。


添えられたゆで卵がうれしい。何もつけずにパクリと食べて、白身のプルプルと黄身のしっとりを楽しむ。


ソーセージも泣かせるねえ。まずは半分ガブリ。追い飯のようにライスを食べる。わが国ならではの取り合わせに泣けてくる。


たしかにこの充実のラインナップは単なる朝カレーではなく、プレートと呼ぶにふさわしい。


途中でうまみソースをたらり、コクが加わりますね。お次は辛味オイルをたらり、スパイスとは異なるからさに舌が驚く。でも、おいしい。


最後にグラスの水を飲み干して席を立つ。食材豊かなプレートに大満足。朝の選択肢が増えるのは、まことに喜ばしい。人混みの都会暮らしの小さな福音ですね。


ごちそうさまでした。