今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 53)創業ビーフカレー+野菜サラダ

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朝の松屋は、皆うつむきがちであった。たぶんそんなことなくて、自分の心象を映しただけなんだろうけど。


なんかこう、モヤっとした気分に喝を入れたくなって、いつも通りの朝食メニューではなく、カレーライスを選ぶ。


「カロリーとか言ってんじゃねぇ、そういうトコが人間小さくしてるんだ。お前に足りない無鉄砲さを実行に移しやがれ」と天の声。


そこまで重くは受けとりませんが、まあ確かに几帳面さと交換で大胆さを失うのも面白くない。気まぐれな天啓に従い、券売機をポチリ。


おそらく牛丼よりも早いレベルでやってきたカレーは、創業当時の味を再現したのだとか。


普段松屋のカレーを食べつけていないから、違いはわからないけど、牛丼屋とは思えぬ力の入れように期待が高まる。


さて松屋に来たならば、なんといってもフレンチドレッシング。サラダはそのための舞台装置にすぎない。シャクシャク食べながら、白い恋人のうまみを存分に楽しむ。


そしてみそ汁をひとすすり。カレーだろうとシレッとついてくる精神は見習わねば。スプーンでワカメをすくって湿らせたところで、いざカレー。


おおっ、思ったより辛い。というより、かなり辛い。黒っぽいという先入観があるからか、コクというか、深みのあるお味。好きだな、でも辛い。


店内でも PR が流れているように、ビーフがたっぷり入っていて、食べごたえ十分。


カレーというのは基本的に、粛々とごはんをカレーソースにまぶして食べていくもので、時おり福神漬けやみそ汁を挟みつつ迷いなく食べる。


ここで発見したのが、松屋のみそ汁はカレーに合うという驚きの事実。


定食についてきたときは飲み切らなかったりするのに、辛さの中和にちょうどいいんだ、コイツ。主張しないダシって、ここでいきるね。


新たな発見に微笑みを取り戻し、おいしく完食。朝っぱらから汗がじわーっと出るのは快感だけどデオドラント的にはどうなのか。まあ、悔いなしの朝食でしたけど。


ごちそうさまでした。