今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 112)二色もりそば

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田舎と更科。そばにも派閥はある。


殻のほうまで一緒に挽いた田舎そばは、風味が強くワイルド。いっぽう更科は、そばの実の中心でいわば大吟醸、繊細なイメージ。


スーパーで売られていた、黒っぽいゆで麺=そばだと思って育ったので、いまだに田舎そばが好きなんだけど、更科そばで日本酒を飲むような大人にも憧れはある。


で、悩んだときは二色もり。どちらか選べないんだね。バニラとチョコなら、みんなミックス頼むでしょう?  


フローラとビアンカなら、ビアンカだけどさ。


さて、閑話休題。そばは茹でたてを手早く食べないと。

 

まずは更科をツユのみで、ツルル、おいしい。

お次は田舎をネギ入れて、ツルル、おいしい。

さらに更科にワサビ入り、ツルル、おいしい。

最後は田舎に七味をかけ、ツルル、おいしい。


何とも贅沢なひととき。麦茶で口内をリセットしたら、そば湯をいただこうかね。


鉄瓶に入ったトロトロのそば湯。こう、雰囲気からしてそれっぽい。


一杯目は、濃いめの少なめ。

二杯目は、薄めの多め。


藤吉郎が信長に淹れたお茶のような作戦で、そば湯変化も楽しんで、ヘルシーなランチの終了。さぞや胃腸もうれしかろう。


ごちそうさまでした。