今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 121)自家製 焼きそば

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正しい焼きそばの具って何だろう。


豚コマ、もやし、キャベツあたりは欠かせない。青ノリや紅ショウガはトッピングというべきで、いわゆる具とは違う気がする。


これがラーメンなら、メンマだ、ナルトだ、チャーシューだとひと悶着するところです。


でも、焼きそばにはこれ以上の共通の認識が見当たらず、ううーん、なんだっけという印象。


各地のご当地焼きそばは、正直言って好き勝手だし、日清の袋焼きそばあたりの写真をみるとエビだのイカだの浮世離れしている気がする。


結局、スタンダードを知らされないまま、各家庭のこうでないかい?  の集合体で焼きそばの具入って決められているよネ。わが家ならばニンジンが加わるかな。


能書きはともあれ、家族分を一度に炒めようと思うと、それなりの仕事になる。


肉を炒め、野菜にサッと火を通して、麺を入れる。この時点で、炒めるというより蒸し煮の様相を呈している。


水を加えて麺をほぐし、蒸し麺だから神経質にならなくてもいいんだろうけど、フライパンにフタをして、しっかり蒸し直す。


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頃合いを見計らってフタを上げ、ソースを何種類か回しかけ、全体にに均す。


鉄板でつくったときのような、ソースの焦げた匂いはないけど、食欲増進の香りがたちこめる。


いやー、こんなチープな幸せがあるなら、人類皆わかりあえると勘違いするなぁ。ニュータイプにならずとも、ヒトはわかりあえるぞ、シャア。


さて、プチ妄想はともあれ、大皿にこんもりと盛りつけるほどの大盛焼きそばが出来上がりました。仕上げに青ノリをたっぷりかけて完成。


このあと誰かに会うわけでなし、歯に青ノリなぞ恐れない、家族の夕餉ならではの強気なトッピング。ビール、焼きそば、パーフェクトな組み合わせにニンマリですわ。


さて、味は言うに及ばず、おいしい。副菜も沢山あったので、少し売れ残った焼きそば。


ようし、コッペパンにはさんで、明日のオヤツにしよう。川本真琴のように、ひとりぼっちで食べよう。


ごちそうさまでした。