ジャスミン茶やルイボス茶を出すラーメン屋はおいしい。全くの独断ですが、そんな気がしません? 例外もあろうけど、傾向として。
で、はじめてのこちらのお店。
会社帰りに通りかかって、いつもすいてるなぁと眺めたことはあるものの、ほう、ランチタイムは満席なんだと見直す。
… なんで上から目線なのか、反省。
さてさて、暑いけど辛いものが食べたい。そんな日の担担麺。栄養を考えて黒胡麻スープを選択。きっとセサミン的な何かがいい働きをすることでしょうネ。
食券を提出すると、辛さを問いかけられる。すっかり油断していたので動揺したけど、あまりに戸惑うのも恥ずかしい。
壁に「3辛が店のスタンダード」みたいな貼り紙があったので、何もみなかったかのように3辛を選択。まずはノーマルを味わうべきだな。ライスはなくなく辞退して、出来を待つ。
ひと息ついたのでカウンターからグラスとピッチャーを手にとる。コポコポと注ぎたるはジャスミン茶。おっ、これこれ、期待値が上がっちゃうよ。
やってきたのは、いかにも中華風担担麺と行った風情の一杯。カシューナッツの香りがいいネ。
穴あきスプーンがついているのも頼もしい、あとでひき肉の引き上げを頼むぞ。
まずはスープをゴクリ。おおお、しびれがすごい。辛味はちょうどいいくらいだけど、ベロがビリビリする刺激。理屈はわからんけど、四川花椒おそるべし。
クセになるしびれを求めて、何度かスープを飲んでいると、ザーサイの味と食感に気づく。ザーサイの塩っぱさがしびれの緩和にちょうどいいナ。
細麺は適度にスープと絡み、しびれと辛味をひきつれて口内を責めたてる。旨味は確かに感じられるのに、肝心の舌がしびれて確信がもてない。
黒胡麻ペーストも甘く感じられて、スープに深みが加わってます。辣油の辛味も頑張っているのに、それをはるかに凌駕するしびれ。和山椒にはないね、ここまでの爆発的な勢いは。
汗をふきふき麺を平らげ、穴あきスプーンで具材を食べ尽くす。あけたグラスにもう一度ジャスミン茶をいれて半分グイッと。さわやか〜。
そして、レンゲでもうひと口だけ、意地きたなくもスープを飲む。しびれ、クセになってます。で、再び口を洗うようにジャスミン茶をゴクリ。
いや〜冒険してもいい頃だと思ったけど、かなりのインパクトでした。
しびれとのバランスを考えると、4辛、5辛もありなのかな? とか独りごちる。まあ、この刺激を忘れた頃に、また来よう。
ごちそうさまでした。