今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 68)定番朝定食ライスミニ

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松屋で壁に向かうカウンターに座り、いざ食べ始めんとしたとき、ふと違和感を覚える。


勝手知ったる松屋だぞ、なんの遠慮があろうものか。なんだ、このプレッシャーは。などとニュータイプへと覚醒しそうになりつつ原因を探る。


ああ、みそ汁のフタだ。


いつの間に、ついてくるようになったんだろう?  


なんかオペレーションに変更があったのかね。こちらとしては、フタをあけて、どこに置こうか悩むくらいで、問題ないけどさ。


とはいえ、こちらの定食は準備が忙しい。


紅ショウガを牛皿に乗せ、

七味を味噌汁と牛皿にひと振り、

生卵を割り、

そこへしょうゆをひと回し、

最後に海苔を開封する。


ここまできて、ようやく、いただきます。ふう、ひと仕事だな。


まずは、海苔でご飯をくるりと巻き、出来心で卵に浸してみる。行儀は悪いが、味は当然に悪くない。


卵もご飯にかけられるものとばかり思っていただろう、油断大敵ぜよ。


さて、お次は牛肉でご飯を巻いてパクリ。おお、これも悪くない。簡易肉巻きおにぎりだね。


要所要所で、サラダ代わりに漬け物をパクリ。茎中心なのでサクサク歯ざわりがいいネ。さて、漬物は箸休め、サラダ代わりです。


そろそろ卵をご飯にかけ、牛肉をのせてツユなし、卵だくのミニ牛丼を作製。サラサラとかきこんで、ようく噛んで飲み込む。朝から胃に負担かけたらいかんからね。


最後に残った漬物で丼ぶりの汚れを拭いさる、禅僧のようなフィナーレ。ナームー。


なのに、なぜだか朝の松屋の BGM はエリナー・リグビー。なんだか不思議な時間の流れだね、今朝は。


ごちそうさまでした。