今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 71)とり天定食

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狙っていたラーメン屋が混んでいて入れない。この暑いなか、なんでまた皆さんラーメンを、と自らを省みずに思う。


汗をかいたら、塩分が欲しくなるのかな。


で、キョロキョロと見渡せば、杉玉、縄のれんという正調居酒屋のランチタイムが目に入る。


夜は常連で溢れそうなカウンターに腰掛け、ランチタイムメニューから、とり天を選択。居酒屋の揚げ物に間違いはない、そんな経験則が染みついている。


程なくやってくる、マカロニサラダと漬け物。マカロニってのは、炭水化物だからサラダといっていいものかね?  ポテサラとか、スパサラとかさ。


などと愚にもつかない思いを巡らせつつ、チビチビつまんでいると、やってきました、真打ちのとり天。


はじめての店の、このファーストコンタクトの瞬間はいつも緊張するね。


プリプリも「いくつも恋して、順序も覚えて、キスもうまくなったけど、はじめて電話するときには、いつもふるえる」って言ってたしね。


やってきた大皿には、とり天、キムチ、もやしのナムルが相並ぶ。


「とり天にはコショウがふってありますんで〜」との説明あり。ということは、このままどうぞということだ。


では、まず、とり天をひと口。揚げたてのサクサクでおいしい。


胸肉なんだけど、パサパサ感はなく、スナックのような軽さで食べられる。ただし熱くてハフハフがとまらない。


あまりの熱さにご飯をかきこむ余裕もなく、1つ目のとり天は単独でゴクリ。いやあ絶妙な味つけだったなぁ。


おっと、せめてものベジファースト、もやしのナムルをパクつく。うん、ちょうどいい塩梅だナ。


キムチはとり天に乗せてパクリ、おっ、味が変わるし、ご飯がススムね。


たっぷりとご飯をほおばり、よーくかむ。薄めの味噌汁で流し込むのが合うね。


ご飯は軽めだけど、小鉢含めてかなりのボリューム。ひたすらに咀嚼を繰り返し、満腹中枢がやられる前に食べ終える。


卓上には「お持ち帰りください」と置いていかれた缶コーヒーが。


当然嬉しく持ち帰るけど、何がきっかけで始まって、どうやって根づいた商習慣なんだろう?  常連のリクエストかな。


夜は敷居が高そうなお店ですが、今度はカレーなんか食べてみたいな。


ラーメン屋が混んでたおかげで楽しい出会いがありました。だから、ランチふらふらはやめられない。


ごちそうさまでした。