今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 74)アナゴ丼とせいろ定食

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アナゴってきくと、真っ先に「フグタくん、一杯どうだい?」なんて声が脳内再生されます。


でも今のタラコ唇は、私の聞いたあの声ではないんだろうな。


そういえば、マスオさんの声も交代するとか。いよいよサザエさん以外は総とっかえになりました。


時代の流れですねえ。いっそドラえもんみたいに一斉交代すればよかったのかもなぁ。


さて、そんなことを考えてしまうランチタイム。カウンターに陣取り、本日の日替わりの到着を待ちます。


ワイドショーは小難しいことをしゃべってますが、見るともなしに見る。頭からっぽのほうが、夢詰め込めるもんな。


さて、やってきたトレイをみれば、相変わらず豊富な品数が頼もしい。奈良漬を筆頭に、名も知らぬ漬け物類がズラリ。いつ食べても、ビールが欲しくなる定食ですナ。


さてまずはアナゴ丼を。まあ、アナゴご飯と言ってもいいくらいの、ちょうどいい分量ですね。


刻みアナゴに山椒をパラリ、もりもりかき込めば蒲焼きのタレ味が口に広がること、広がること。


うん、ウナギはそりゃおいしいけどさ、日常はアナゴの蒲焼きでけっこうシアワセだよな〜。


秘伝っぽいタレでなくとも、甘辛醤油の味って麻薬成分を疑うくらいにおいしいですよね。


ご飯をパクリ、漬け物をポリポリ、すまし汁をゴクリ。なかなかだ、今日のランチは。


ひとしきり食べたあと、もりそばにとりかかる。ツルツル、ツルツル。


喉ごしのよいそばをたぐるうちにお腹がだいぶ満タンになってきました。そば湯はほどほどにしておこう。


「フグタくん、一杯どうだい?」なんて夜も訪れたい、そんなランチでした。奈良漬の魔力だネ。


ごちそうさまでした。