暑いときこそ、熱いものを食べる。
エビデンスがあるのか、精神論なのかはともあれ、古来そう言われてきた、気がする。
胃が疲れ気味のこの頃、わが胃にやさしさを与えたくて、うどんを選択。しかも油物よりもやさしそうな卵、さらにあんかけを選択。もはや胃を甘やかしている様相。
まずはうどんをすうっと1本ずつすくい上げ、フウフウ、ツルツル。甘辛のあんがからんで、おいしいネ。ハフハフとよく噛んでから飲み込む。
フワフワの卵を箸で持ち上げてパクリ。滋養に満ち溢れてる味で、咀嚼もそこそこに飲み込む。汗が噴き出すけど、サウナ気分で悪い気はしない。
シャキシャキの水菜はツユに漬け込んで熱を通しておこうと、沈ませておく。
あとはひたすらにうどんをツルツル。
やがてシャバシャバになっていくあんかけの変化も趣き深い。ツユが冷めていくのと並行していて、どんどん食べやすくなり、うどんツルツルも加速していく。
やがて水菜がこんにちは。
すっかり煮えた水菜をいただき、器を持ち上げてツユをごくり。夏こそ熱いもの消夏法、効くとは思うけど、デオドラント必須の汗だくです。
最後のお楽しみにとっておいたグラスの水をグイッと飲み干し、炎天下に再び舞いもどろう。
ごちそうさまでした。