今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 146)肉せいろそば

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まだまだ蒸し暑い。


でも、暑いからといって、冷たいものばかり食べてはいけない。親からそう言われてきた。


何というか昭和の健康観だけど、身に染み付いた習慣でもある。


で、肉せいろそば。冷たいそばに、温かいつゆ。ちょうどよいぬるさで食べられるのです。


それにしても、冷そば+温つゆの組み合わせというのはいつ頃からだろう。小さいころは、冷たいそば=ざるそば、以上!  って感じだったけど。


ちょっとした発明ですよね、コレ。

つけ麺で大ブームを起こした大勝軒でもひやあつとかあるし、意外と古いのかな。わが家に文化の風が吹かなかっただけかもナ。


はじめて食べたときは、つゆがすぐにぬるくなるし、どうにもピンと来なかったけど、すぐに慣れてコレはよいものだ、ってなった。


ネコ舌への福音でもあるし、冷たいほうがじっくりと味わえて、複雑さがわかるときもあるしネ。


いや、そんな機微はわかってなくて、わかったフリをしているだけかもしれないけど。


さて、やってきました肉せいろ。豚コマが温かいつゆに泳いでいます。まずはお肉をパクリ。うん、脂身が甘くて、おいしい。


麺をつゆにそれほどつけないと、冷たいそばの風味が強く感じられ、逆にどっぷりつけると、肉汁の味をまとって違う麺料理になる。


麺で涼を求め、つゆで体を冷やしすぎないように食べる。激しく矛盾しながらも、かあさん、教えを守ってますよ。


ズルズルと麺をすすり続け、途中でつゆに七味を軽くふって味をひきしめる。ゴクリと飲めば、濃いめでおいしいや。


残ったそばを集めて、つゆに入れ込んだら「肉そば、ぬるめ、濃いめ」の完成です。最後までおいしくいただけました。


ごちそうさまでした。