今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 86)こだわり卵とん汁朝定食

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野菜が食べたい。


でも生野菜ではなく、火の通った、煮物系の野菜がいい。少し季節が変わったからか、そんな朝ごはんどき。


頭の中の検索エンジンをフル稼働した結果、なか卯のとん汁はどうだい?  との啓示がおりる。


悪くないな、具材をオカズにご飯をかきこんでは、汁とともに飲み込んじゃう。


いやむしろ、望むところだな。考えただけでワクワクする。こんなベストマッチな朝ごはんは珍しいゾ。


やってきましたマイ豚汁。いや、温野菜のスープサラダと言っても強弁ではないだろう。


まずは箸を湿らせがてらひと口ゴクリ。いつも通り、ダシがきいてるなァ。


ダイコン、レンコン、ニンジン、ゴボウ、サトイモ


ほくほくの根菜たちが、みそ汁に泳ぐ、それがとん汁。いつもは主役のぶた肉も、今日は脇に回ってます。


ほくほく食べては、ご飯をパクパク、ズルリと汁を飲んで、ゆっくり飲み込む。


当初プラン通りに朝餉はすすむ。おいしいな、楽しいな。


主役は根菜だけど、ぶたの脂身の甘みもご飯に合うこと、この上なし。お米の甘みともあわさり、口福なひととき。


そしてなか卯の濃い卵。あえて粗くかき混ぜて、黄身のねっとり、白身のさっぱりを楽しむ。黄金色に輝くご飯がタマランチ会長ですな。


卵かけご飯はついつい飲んじゃうクセがあるので、ノリで巻いてなるべく噛むようにする。


デンプンが唾液と混ざって、また、甘みがしみ出てきますね。ノリの香りも食欲をかきたてるのがニクイね。


卵で若干粘度の上がった口内を、とん汁様でリセットすると、またご飯がおいしくいただけちゃう。くうう、幸せのスパイラルが止まりません。


朝っぱらから、お値打ち価格でここまで幸せになれるなんて、安いオトコなのかな。いやいや、日本がしあわせな国なんだろうな、ホント。


最後に、米粒を丹念につついて完食。そろそろ新米か、楽しみだナ。


ごちそうさまでした。