今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 160)ラム豚骨ラーメン

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羊というのは、宗教上のタブーが少なく、外国人との共生においては、都合がいい。


とはいえ、昭和世代としては羊肉に抵抗があった。何というかクセが強い。流通が発達した昨今はそんなことないんだろうけど、パンチがきいていた。


さて、こちらはラムゲンコツと豚骨からとったスープがウリ。濃厚っぽくて思わずにっこりしつつ、食券をポチリ。


おやラム煮干しスープもありますね、これならムスリムでもオーケーなのかな。まあ、一向門徒だから関係ないけどサ。


楽しみに到着を待ちつつ、卓上の調味料をチェック。


黒胡椒、特製スパイス、ほうじ茶、七味、カルダモン甘酢、ラー油。うん、一部想像もつかないのがあるナ。


こんなにあると、一食限りでは試しきれないかナ。とはいえ、ラーメンは一期一会、薬味は使うのが主義だし、少しずつでも試してみよう。


スープは上品な豚骨といったイメージで、羊感は感じられない。


うメェ〜といったお味。ユズがきいていて、味が尖る。麺は細めでバリバリ硬く、スープによく合う印象。


角切りのがラムチャーシューかな、噛むたびに旨みぎっしり。


平たいほうが豚チャーシューだな、予想どおり安定のおいしさ。


メンマは繊維質がキシキシとおいしい。こういう長〜いのがはやりなのかな、おいしいからいいけど。


さて、薬味を試そう。チラチラかけては、レンゲですくって味を確かめてみる。


七味、黒胡椒は予想通り、ずいぶん上品だけど。

ほうじ茶は、こう来たかという香ばしさ。

スパイスは、どことなくカレーっぽくなるネ。


お酢はツンとこない。カルダモンと名乗るだけあって和モノではない感にあふれてる。ラー油をかけてみると、担々麺感が出てくる。


どれもおいしいけど、全部入れたら味がケンカするのかもね。何度か食べて自分なりの調合を身につけるのがいいのかもしれない。


さて、大人気だから、食べ終えたらさっさと出よう。グラスのお茶をゴクリと飲んで、さっそうと席を立つ。


ごちそうさまでした。