当たり前だけど朝晩肌寒いと、温かいものが食べたくなる。それは自然の摂理、世のことわり。スーパーの鍋コーナーも賑わい始めてます。
とはいえ長い鍋シーズン、あまりに連発してもありがたみに欠けるので、今日はあくまで「うどん」の体で。うどんすきならぬすき焼きうどん。
まずは、エバラすき焼きのタレをカゴへ。いろいろ試したけど、けっきょく攻守のバランスがよい処に落ち着く。攻が味わい、守がお値段、かな?
のちのち煮込んじゃうんだけど、まずは関西風に焼いてみる。すでにおいしそう。ああ、牛脂貰えばよかったと後悔するも、先に立たず。
肉は米国産の赤身。ガッツリ食べたいし、どうせグツグツ煮るので、かましまへん。すき焼きのタレをかければ、ずるい香りが俺を責める。
松茸もどきとしてのエリンギ、野菜要員としての白菜、酒のアテとしての春菊。具材はこんなもんで十分。あくまでメインはうどんです。
煮込み用のうどんは火が通ってなお龍の如きうねり。高鳴る期待、鳴るおなか。アルデンテくらいでちょうどいい、家人を呼び寄せいざ実食。
とき卵に漬けつつ食べると、まあ、当たり前だけどほぼすき焼き。白菜は歯ごたえの茎、味わいの葉っぱがいいね。エリンギはクキクキおいしい。
うどんはすすれない、口に入れては噛みすすめるのみ。お楽しみの肉を頬張れば、日本酒の出番、そりゃまぁピッタンコ。考えなしに1合あける。
うどんのチェイサーがわりに炊き込みごはんも食べる。いかん、デブの素だ、これ。意志の力を最大限発揮して、箸を置く。
濃厚なタレ、おいしい日本酒、間違いなくノドが乾くやつだ。水をグビグビと飲んでおこう。残ったぶんは、あした牛丼にでもするかな。
あくまで鍋ではなく「うどん」ですが、サイコーでした。ショーマストゴーオン、鍋の季節はこれからです。
ごちそうさまでした。