今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 185)マー油らぁめん

f:id:socius_lover:20191028213922j:plain


バタバタして出遅れたランチタイム。近所のお店はどこもいっぱいで、久しぶりのランチ難民。再開発の建設ラッシュもあり、食堂が足りないっ。


ともあれ、回転の速い店なら1サイクル回る時間帯、とんこつラーメンの店があいている。さすが細麺、茹であがりの早さに助けられる。


「本日替え玉無料」のポスターを見つつ、カウンターにとりつく。なんにしようかネ。白湯スープにもひかれるけど、ここは看板のとんこつかな。


ノーマルでもいいけど、何か色気が欲しくてマー油らぁめんを選択。黒い油が浮いているビジュアルが決め手です。ところでマー油ってナンダ?


調べれば焦がしニンニク油だとか。へえ、深く考えたことなかった。馬油も同じ発音だけど、あちらはガマの油と同じで民間療法の用途だもんな。


などという間に丼ぶりのお成り。さすがに早いネ。マー油の香りがたって、ひと口スープを飲めばクセが強い、の一歩手前のい〜い香りです。


手早くゴマをすり、紅ショウガをのせ、ズルズルと食べてゆく。細麺は茹で上がりも早いけど、足も早い。のびる前に食べてしまわねば。


小麦の風味のする麺を楽しみつつ、とんこつスープの海に耽溺しながら、楽しい宴はすすむ。時おりグラスの水で舌をリセットするのがコツだな。


あらかた食べ終え、替え玉無料問題をひとしきり悩むも見送り決定。間違いなく、午後眠くなっちゃうからね。卓上のラーメンタレが泣いてます。


最後にショウガを丹念につついて、スープをひとさじ飲んで箸を置く。何事も引き際が肝心、老兵は死なず去りゆくのみ、だ。


ごちそうさまでした。