今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 194)炙り味噌ラーメン

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渋谷はちょっと苦手♩とは広末涼子の歌だけど、実のところは竹内まりやによる歌詞なわけで。まあ年配のヒトは渋谷ダイスキ! とはならない。

そんな渋谷でのランチタイム。若者向けの店やちょっと高級な店もあろうけど、私はブレない。そう、お目当ては濃厚味噌ラーメンですヨ。


店の外の券売機に並びつつ立て看板をみていると北海道から麺を空輸しているとのこと。こいつぁ本格派っぽさに期待値が上がるね。


そのほか、ヴィーガングルテンフリー、ベジタリアン対応メニューがあるとか。ノーポークはムスリム対策かな、インバウンドも大変だナ。


人種のるつぼは昔の米国の比喩だけど、今の渋谷にふさわしい。券売機も複数言語対応で、店員さんは外国人だし。アレ、客は日本人ばかりだな。


さて、休日の昼酒はおいしい。ビールはサッポロラガーの瓶ですな。赤星がキラリきらめく。濃厚札幌ラーメンに合わないわけがない。ゴクリ。


さて、まずはレンゲでスープをひと口。うん、濃厚、油多めの味噌味は、いかにも雪国由来といった印象。パキパキ硬めの縮れ麺がよくからむね。


七味をパラパラ、生姜を溶かすとさらに風味が増して、鼻腔をくすぐる香りにメロメロ。シャキシャキもやしがサッパリして、いい塩梅です。


極太のメンマはしっかり噛まないといけない。まるで中落ちカルビを食べるかの如く、キシキシ噛みしめる。はい、当然ビールに合うわけです。


チャーシューはホロホロ、味噌スープをまとい、ご飯に乗せたくなる趣き。くっ、ビールが足りないけど、昼酒だしこれくらいで勘弁してやる。


ラーメンを待っていた隣のカップルは、いかにも今どきの身なり。でもラーメンが来るや会話をやめてズルズルに集中。見習いたい若人です。


店を出てもまだ日が高い。ひと歩きして家に帰ろう、My sweet sweet home。ハイ、これも竹内まりやですネ。


ごちそうさまでした。