今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 196)むじなそば

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寒い、とにかく寒いランチタイム。夏は熱帯、冬は亜寒帯のような気候になったな、わが国は。季節が都会ではわからないなんて、昭和までだな。


暖をとろうとそば屋ののれんをくぐる。道中、カレー、かき玉、鍋焼きなど何にしようかひとしきり悩んだのに、口をついて出たのは、むじな。


なんだろう、無意識のうちに決めてたのかナ。そういえば最近、食べてなかったナ、夏場はしょっちゅう、冷やしむじな食べてたのにナ。


すまないむじな、不義理をしていた。おのれの無意識の欲求に逆らわないヨ。冷やしばかりが能じゃないよな、七味たっぷりかけて温まろう。


さてさて、やってきました我がむじな。こちらは甘みが強い濃いめのつゆで、そばの風味よりダシの旨味が楽しいお店です。


いかにも天ぷらそばのついでといった天かす、だしを吸ったフワフワのお麩、ご飯が欲しくなるような濃い味のお揚げ。うーん完全体だな。


七味はたっぷりサジ3杯分、うんおいしい。流行ってるそば屋は回転も早いから、七味が常に「きく」状態だよね。温まってまいりました。


あとはひたすらズルズル、たまに水をゴクリ。揚げは食べるたびにご飯が欲しくなるクオリティ。いや〜いい食事してるな、オレ。


つゆを飲み干さんばかりにグイグイ飲んで箸を置く。減塩を忘れそうになる魅惑のつゆは、やめられない止まらない、そんな味でした。


ごちそうさまでした。