今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 203)鍋焼きうどん

f:id:socius_lover:20191205183907j:plain


鍋焼きうどんというと、風邪をひくとお母さんがつくってくれて、枕元でふうふう食べる。そんなイメージがありますが、憧れたなー。

いや風邪はひかないに越したことないけど、なんか昭和のステロタイプなシチュエーションがいいじゃない。南ちゃんとか、つくってくれそう。


実家では風邪をひくと、すり下ろしたリンゴとおかゆが出てきたっけ。そもそも鍋焼き用の土鍋もなかった気がする。現実はそんなもんだ。


さて、風邪気味のランチタイム。胃腸にくるタイプなのか食欲がない。こじらせる前に栄養をつけようと鍋焼きうどんをチョイス。


注文ののち、後客のせいろが先に提供されるなど、そこそこ待つ。当たり前です、グツグツ煮込んでるんだから。待ち時間も前菜のうちですな。


手持ち無沙汰にブログを確認すれば、前に鍋焼きを食べたのは8月、夏風邪をひいたときに食べてるな。風邪気味=鍋焼きの反射ができてるネ。


さて、やってきましたわが特効薬。グツグツとその情熱を隠さないところがイイね。まずは、うどんをとり分けて、ふうふうズルズル。


くったり煮えた麺がが胃に優しいこと! バファリンは半分ですが、鍋焼きうどんは9割くらい優しさでできてるんじゃないかな、と思うほど。


エビ天の表はサクサク、裏はしっとり。あえて衣を剥がしてパクリと食べれば、プリップリ。3枚並んだカマボコはモチモチでよろし。


こちらの店はそばと同じ甘いツユで煮込むのがいいんですよね。ゆず皮の香りを軽やかにまとったツユをお麩に吸い込ませて、チューチュー吸う。


玉子は半熟で取り分けてミニ月見うどん。先ほど剥がしたエビ天の衣でミニたぬきうどん。楽しんでるなぁ、オレ。そろそろ直食べもできるかな。


ふうふう、それにしても、

ズルズル、風邪っ引きってのは、

ハフハフ、自覚したときにはもう遅いんだな。


薬を飲むにも常飲薬との兼ね合いがあるしなー。まずは栄養つけて、水分とって、よく寝るのが最良の薬かな。まずは終業までの体力つけなきゃ。


昔ながらのそば屋がなくなり、讃岐うどんや立ち食い系が増えたけど、鍋焼きはやはり個人店に限るな。末長く頑張ってほしいナ。


ごちそうさまでした。