今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 135)タルタルのり弁当

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元日早々にオリジン弁当というわけではなく、これはバタバタの大晦日のお昼ごはんです。一年の計は元旦にあるのに、いつもながらの画像だな。


さて、のり弁論。当然ですが、のりがご飯にのった弁当、以上。おかかや明太子が地層を成すものもあるけど、それらは蛇足に過ぎない。


東海林さだお先生は、思い出ののり弁を再現しようと、アルミのお弁当箱を買ってきて、のり、醤油、ご飯の地層を2回繰り返し積み重ねていた。


ナルホド、おかずがなくても、美味しく食べられる工夫なんだな。ちなみに東海林先生はわざわざ弁当を揺らして、片寄る中身まで再現していた。


一方、吉田戦車先生は、外出先であちこちのお弁当屋さんを巡っては、当たりはずれを漫画に書いていた。はずれのほうは場所は伏せてたけど。


吉田先生の報告をみても、共通するのはのりご飯のみ。上に鎮座するおかずはバリエーションがあるようだけど、揚げ物は共通しているようで。


で、こちらオリジンのタルタルのり弁当。のりの面積はやや狭めだけど、こぶりな白身フライが2つ、ちくわ天半裁1つとなかなかの面子です。


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ここにタルタルソース、醤油をかければ完全体。いわば 17 号、18 号を吸収したセルです。おかずヂカラはかなりのものとお見受けした。


爽やかなタルタルをまとった白身フライをパクリ。おかかご飯が進みますねえ。横長なので、うな重気分でまずは上半分を食べてゆく。


のりでご飯を巻いたり、ちくわをかじったり。底にたまった醤油がご飯にしみてるのもイイね。高校の昼休みのような、懐かしい匂いがします。


おや、もうご飯は下半分。ついつい高校生の頃のように早食いしてますね。量のわりに結構なハイカロリーですし、せめてよく噛んで食べよう。


これで 320 円か、まだまだデフレなわけだ。栄養バランスはともあれ、中年の胃袋を鎮めるには十分。腹八分目なのに活力が湧くお昼ご飯ですな。


さて、大掃除はもはやあきらめてます。弁当を食べたら昼酒でもあおりながら、夜に向けてガキの使いの特集でも眺めるのです。


なんとなくプロ野球開幕戦と元日は似てますね。分母は違えどたかが 1 日に過ぎないのも真実ですが、何か新しいことを始める契機なのも真理。


ともあれ、あけましておめでとうございます。


ごちそうさまでした。