ラジオ CM はヘビーローテされることが多く、文字通り耳に残る。ここ最近だと過払い金関係が多かったけど、やはり年末年始は初詣系が増える。
そんなラジオ CM で知ったのが佐野厄除け大師。関東三大厄除け大師らしいけど、あと2つは知らない。ともあれ、いちど日帰りしたことがある。
宇都宮線でトコトコ進んだのち、ローカル線で佐野駅へ。アウトレットは車でいくところらしく、駅前は閑散としていた。あれれ、寂しいねえ。
まずは厄除け大師に行こうと歩くもかなりの距離でした。厄払いした途端に、太陽に丸くかかる虹が見えて、ご利益を使い果たした思い出が。
そんな佐野のもう1つの名物がラーメン。サービスエリアの労働争議で変に知られましたが、青竹打ち麺に、さっぱりしょうゆ味で有名です。
現地では、駅前の専門店があいておらず、喫茶店みたいなところで食べたっけ。おじいちゃんがつくってくれたラーメンはえらくおいしかった。
そんな佐野ラーメンが都内で食べられると知って足を運ぶ。ご当地の空気感のもとで食べるのがいいけどさ、佐野はあまりに遠いよね。
こちらでは新名物の座を狙う、黒から揚げもいただけるようで合わせて注文。ゆるキャラの「さのまる」がポスターで見守る店内でしばし待つ。
おおっ、まずはラーメン。青竹打ちのヒラヒラ麺に、さっぱり澄んだスープがよくからんでおいしい。水菜がシャキシャキなのもアクセント。
そして黒から揚げ。なるほどソース味なのね。サクサククリスピーで、どことなくペヤング感があって、ビールが欲しくなるネ(最大級の賛辞)。
いもフライとかいう名物もあるようだし、人口 10 万ちょっとの市にそんなにいくつも名物がなくともいいのに、などと無責任に思う。
ま、観光誘致を考えれば、地域振興はいくらしても足りないんだろうな。私が住んでたトコなんて人口は多くとも、名物がサボテンだったもんな。
ツルツルおいしい麺、いくらでも飲めそうなスープ、カリカリおいしいから揚げ。実に楽しめました。今度の厄年に、また、佐野に行こうカナ。
ごちそうさまでした。