今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 142)自家製・すき焼き

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令和の世にあってもすき焼きはごちそうである。ひとシーズンに2、3回食べられれば御の字で、和牛を用いるなど年イチあればありがたや。


そんなプチ贅沢のすき焼き。肉を割下で煮込む関東風と、肉を焼いてザラメや醤油で仕上げる関西風がありますが、もっぱらわが家は関東風です。


個人的に具材がグダグダに煮えてるのが好きなので、必然的に関東風=牛鍋に仕上げるのは仕方ないですかね。まあ、好みは千差万別ですが。


ところで、私が愛用するのはエバラすき焼きのたれ。1本 500 ml の容量で、基本は1回 300 ml の使用量。つまりは常に余りが出るのですヨ。


最小公倍数をとれば、五三十五。つまり、ひとシーズン5回すき焼きをする必要があるのです。余りは肉じゃがに使ってねとか言われても、ねえ。


エバラ好きなので文句はないし、見事なメーカー戦略に感心もします。ついていきますよ、エバラ先輩。そんな気持ちですき焼きをつくる。


飴色に染まる鍋を眺めつつ、エバラの CM に出ていたけど、ベジタリアンを公言して降板した人って誰だっけなどと、どうでもいいことを思う。


白滝の近くに肉を入れるとかたくなると言うけど、肉を噛み締めることがすき焼きの醍醐味でしょう。やわらかい=おいしいではないよネ。


わが家のアレンジとしては、椎茸でなくエリンギを入れますね。歯ごたえが非常にいいですし。とにかく日本酒に合うか否かがポイントです。


たっぷりの牛脂でお肉を軽く焼き、その脂を野菜にまとわせる。そして、エバラのアレを加えれば日本酒半升はいけますね。お世辞抜きで。


家酒にしては常ならざらぬハイペースで飲むと、あっという間に活動限界がきます。あらかじめ準備したお布団に潜り込めば、そこが極楽。


まさに至福。疑問の声を挙げてごめんよエバラ。


ごちそうさまでした。おやすみなさい。