今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 145)シュクメルリ鍋定食

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シュワキマセリ、シュワキマセリ、シュワー、シュワー、キマセリ。外国語だと思っていたけど「主は来ませり」だと知ったときは驚いた。


まじないだか、マントラだかにありそうな響き。般若心経だって最後は、ギャーテイとか、ボージーソワカとか言ってるし。あの手の言葉かと。


うちは一向宗だから般若心経は関係ないけどサ。なーんて、本日の食事にはもっと関係ない話をしてるな。はい、メニューはシュクメルリです。


不思議な響きのこの料理は東欧はジョージアの名物らしく「世界一にんにくをおいしく食べるための料理」だとか。へえ、二郎よりおいしいのか。


松屋で一部店舗の限定メニューだったのが全国展開に至ったらしい。ほほう、楽しみだな。見せてもらおうか、シュクメルリのおいしさとやらを。


固形燃料が燃える鍋でやってきました、シュクメルリ。にんにく、チーズ、鶏肉の三位一体感が美しい。みそ汁がつくのが松屋の矜持だナ。


ホワイトシチューはオカズになるか問題というのもありますが、私はパン派。なんとなく、ホワイトソースではご飯の甘みに勝てない気がして。


でも、シュクメルリときたらみっちり濃厚で、ご飯泥棒の様相。アンタ、何モンだ。ジャパンにきて大暴れするのは、栃ノ心だけで十分だよ。


にんにく、ガツン。

とりにく、キシキシ。

チーズ、マンダム。


ジェットストリームアタックのような波状攻撃に夢中です。確かににんにくが合うな。今日は人と会わないからいいけど、コイツはなかなかだ。


イモが入っているのに、ご飯がつくし。

そもそも鍋ものなのに、みそ汁がつく。

ジョージア人はどう思うのかね、コレ。


アツアツのシュクメルリを食べ、追い飯をかきこんではゴクリ。たまに味噌汁をズルリ。みるみる膨らむ俺のお腹。そろそろ活動限界ですかな。


鍋には若干のシュクメルリがこびりつく。仕方ないけど、自宅でパン食ならぬぐって食べるところだな。そんな未練が残るくらいの感動でした。


世界は広い。食べたこともない料理がたくさんあるなぁと当たり前の感想。図書館で蔵書に囲まれて、知らない知識の量に圧倒される、あの感じ。


ともあれ満腹です。もうお昼抜きで勘弁してください。若くないんだから、無茶してはいけない。でも、限定を食べずに後悔もしたくないしな〜。


ごちそうさまでした。