今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 146)四川麻婆豆腐とから揚げの定食

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やよい軒にはいくときはいつも朝。ランチタイムは混みあっているので、気になる期間限定メニューは必然的に朝に食べることになる。


で、四川麻婆豆腐とから揚げの定食。朝から重たい。ガンダムUC のマリーダさんの生い立ちほど重たい。例えはともあれ勇気をもって注文。


意外な注文なのか、朝定食に比べて時間がかかるナ。まあジャズの流れる店内でゆっくり待とう。このゆったり感こそ朝のやよい軒の付加価値。


残された半券にはのんきな「カラマーボー」の文字。こちとらお昼ご飯抜きのつもりで参戦してるんだ、覚悟はできている。さあ尋常にいざ勝負。


やってきましたトレイにはグツグツ煮えたつ土鍋が。旨辛地獄を予感しつつ、まずはベジファーストで野菜をいただく。お楽しみは後回しかな。


まん丸のから揚げはさっくり、ふっくら、ご飯のお供。二つ目は麻婆に漬け込んで様子伺い。おや味噌汁でなく、中華スープなのがにくいねェ。


さて、お楽しみはこれからだ。麻婆豆腐をすくって取り皿に入れ、カシュカシュと口に運べば、アツイ、ウマイ、カライ。思考が単純化するな。


幼い日々に親しんだ丸美屋のそれとは異なる本格麻婆。カライからイタイに通ずる思考の螺旋階段を登りつつ、おデコにじわりと汗をかく。


付属の辣油や花椒を足してみると、さらに凶暴さをのぞかせる麻婆。ご飯おかわり放題なので白米で薄める手もあるけど、そんなに食べられない。


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取り皿ももどかしく麻婆をお茶碗に入れ「直接ぶちこんでやる、食らえ‼︎」などと海南戦の桜木花道のセリフを吐きつつ、ミニ麻婆丼を作成。


壮健な若人ならエンドレスに白米が食べられるだろうな、麻婆の底力。足るを知る、おっさんならではの引き際、おかわりなしで打ち止めよう。


久々に胃の形がくっきりわかる刺激。ぬるくなったお茶を飲んで口中の辛みを取り去る。自らの選択とはいえ、昼抜きは必須の腹具合ですね。


今日は胃腸薬を飲んで、大人しくしておこう。でも、たまにはこういう刺激的な朝もいいカナ。寒空の下を歩けば、デコ汗が冷え込みますけど。


ごちそうさまでした。