今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 241)春菊天そば

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苦み走ったいい男、なんて言葉がありますが、苦味というのはオトナの味覚ですね。サワー好きなお坊っちゃまにはわかるまい、ほろ苦の世界。


いや、高倉健チャールズ・ブロンソンじゃあるまいに、私が苦み走ってるわけではないけどサ。

年をとるのも悪くないと思える味、それが春菊。


まずは何はなくとも春菊天。朝イチは揚げたてでサクサクとした葉っぱは、どこかスナック感覚。うまいうまいと半分くらい食べてしまう。


ここで、オモテウラをひっくり返し、両面にツユを染みさせる。そばをズルズルすするうちに、フニャフニャになった茎部分をスルリと食べる。


残るは、春菊風味の苦たぬきそば。そばにもツユにも漂う春菊感。苦味走ったいい男には遠いけど、苦味は知ったいいオッサンにはなれたかな。


ごちそうさまでした。