ミニ牛めし、豚汁にお新香がついた、名は体を表すお得なメニュー。損保ジャパン日本興亜とか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を思い出す。
対等合併感を出したいのかナ。大森と蒲田で「大田」みたいなシンプルさが欲しい。横浜F・マリノスまでいくとフリューゲルス感がないけどサ。
閑話休題、都内の松屋はほぼ『プレミアム牛めし」に切り替わっているので、小袋の「黒胡麻焙煎七味」がついてくる。これが味わい深い。
牛丼に半分、豚汁に半分ふりかけて、準備万端。まずは豚汁をズズッとすする。同じ松屋でも、みそ汁とうってかわって、濃厚かつ重厚なおダシ。
豚肉はもちろんのこと、豆腐、青ネギ、玉ネギ、ニンジン、ゴボウ、レンコンなど充実の具材。汁に浮かぶというより、具の間に汁があるのだ。
牛めしはプレミアムになって、吉野家に近づいた気がする。はい、牛丼は吉野家が一番おいしいと思っておりますネ。昭和生まれのサガです。
ともあれ、肉を横に寄せ、豚汁をおかずにご飯をもりもり食べる。おっと、漬け物も忘れずに。三角食べが心底身についている、昭和生まれです。
牛と豚、両雄並び立つことに感動。お新香、紅生姜を含めても野菜が大充実のこのメニュー、弱点は塩分が5グラムとちょっと濃ゆいくらいか。
最後は修行僧の如く、お新香で丼ぶりをぬぐって完食。あらかじめ淹れておいた、熱いセルフのお茶をゴクッと飲み干して席を立つ。
ずっと考えていたこのメニュー名、定番モートン定食とか、どうかな。あるいは三位一体定食。うーん、難しい以上に、オレ、センスないな。
ごちそうさまでした。