今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 267)自家製・むじなうどん

f:id:socius_lover:20200315065801j:plain


自販機で買えるダシがある。ペットボトルで売られていて 800 円。物珍しさとアゴだしにひかれて思わず購入。アイデアマンがいるもんだ、感心。


で、ダシの味がよくわかるうどんをつくる。ダシだけ味わうより、うどんをすすって鼻に空気を抜いたほうが、より実力がはかれる。気がする。


細麺をあらかじめ器に盛りつけ、ネギを散らしておく。ダシは8倍くらいに薄めて、お揚げとともに温める。匂いもいいけど、黄金色が美しい。


グツグツいったところで、丼ぶりに入れていく。市販の揚げ玉を散らすと、すぐにグングンとダシを吸ってまぁるく膨らむ。うん、おいしそう。


まずはダシをひと口。味見したときより温度が下がっているので、複雑な調合だとわかる。アゴってトビウオだっけか、間違いない味になるよな。


コシのない流水麺は、主張が弱いがゆえに濃密なダシによく合う。七味をかけて味変が楽しく、もろもろの揚げ玉、ダシを吸ったお揚げも嬉しい。


いや、いいっすね、自販機ダシ。滅多にみかけないのが難ですが、定期的に飲みたくなる、ドクターペッパーのようなクセになる味です。


ごちそうさまでした。