今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 179)松屋の牛焼き肉定食弁当

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遅めのお昼ごはん。待ち切れないのか、胃酸があばれ出しており、はやく何か食べたいところ。駅前の松屋でお持ち帰りとしゃれ込むかな。


丼ぶり物か、定食か、カレーか。どれもよさげで悩むけど、ここは上京して初めて食べて以来ごひいきの牛焼き肉定食にしようかナ。ポチッとな。


松屋の弁当は久しぶりだけど、いつの間にかハイテクな容器になってるなぁ。エコなんだろうな、きっと。みそ汁がつかないのは、問題ないっす。


ドレッシングと焼き肉のタレをどれにしたものか悩ましい。店内なら少しずつ楽しむけど、複数持ち帰るわけにいかず、フレンチとポン酢を選ぶ。


ごまドレとか、カルビタレでもいいんだけど、初めて食べた組み合わせが忘れられないのよネ。おふくろの味とか、初恋の思い出、みたいにさ。


持ち帰ったのち、まずは開封、タレ類をかけ回して箸を割る。まずは焼き肉をパクリ。独特の繊維っぽさとかたさが松屋らしくて、涙が出そう。


どれだけおいしいステーキだろうと、じゃあこの先の人生でどっちかしか食べられないヨって言われたら、松屋の焼き肉を選ぶ。それくらい好き。


実にごはんがすすむ味で、松屋のちょっとかための炊き加減がまあ合うこと、合うこと。白米をたくさん頬ばってムグムグ噛むのは快感だよねェ。


さて、ここいらでサラダを食べようか。サクサクとしておいしい。いつもなら追いドレッシングをドカッとかけるけど、これが適正量なのかネ。


肉を食み、ごはんをよく噛み、特茶を飲む。孤食だとついつい早食いになりがちなのでご用心。たまに深呼吸を入れつつ、やがて完食へと至る。


食べ終えて思う。世情はどうあれど松屋の味は変わらない。アイデンティティというか、正気を保つためにも、食べて免疫上げていこう、と誓う。


ごちそうさまでした。