チキン南蛮といえば宮崎名物。大きな鶏の唐揚げが甘酢をまとい、たっぷりのタルタルにひたる。サクサク、ジューシーな、ごはん泥棒の典型例。
本場・宮崎では、ムネ肉派とモモ肉派が血で血を洗う争いをしていると、東村アキコの「ひまわりっ」で知った。歳をとったのか最近はムネ派。
しかし、新宿南口の物産館ならいざ知らず、一般的には「あれでしょ? 唐揚げにタルタルがかかってるヤツでしょ?」くらいの認識ですよね。
こちらオリジンのチキン南蛮は、ちゃんと甘酢ダレがきいてるうえに、タルタルがかけられてますね。とりあえず、端っこのカリカリをパクリ。
タルタルのこってりを甘酢がサッパリさせて、相乗効果でご飯がススムお味。オリジンはさすがに弁当屋さんだけあって、冷やご飯でもおいしい。
南蛮の下に塩味のスパゲティが潜むのもいいね。いかにも漢メシといった面構えだな。キュウリの漬け物だけでは明らかに野菜が足りないネ。
でもまあ、1食ぐらいは問題なかろう。そもそも野生の獅子や虎は野菜なぞ喰わんだろう。いや、ネコ科だから、草食べて毛玉吐いてるのかな?
ともあれ、唐揚げに白メシは鉄板のおいしさで、あっという間に完食。名物にうまいものなしなんていうけど、チキン南蛮は間違いなくおいしい!
ごちそうさまでした。