今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 296)日清の京うどん

f:id:socius_lover:20200521125657j:plain


カップ麺で「うどん」といえば日清どん兵衛とマルちゃん赤いきつねが両巨頭だろう。いずれも歴史があり、ファンがいて、当たり前においしい。


メーカーの矜持たるブランドをもつにもかかわらず、日清には「京うどん」たるカップ麺がある。縦長で、カップヌードル風のスタイルの良さ。


お湯を注いで3分待つ間、パッケージを眺めれば「利尻昆布の旨みがきいたつゆ」がウリらしい。どん兵衛にない京風なんだろうか、楽しみダ。


なーんて、先日食べた日清の江戸そばを踏襲した書き出しですが、やはり対になる京うどんを食べないわけにはいかない。ノリノリで蓋をあける。


f:id:socius_lover:20200521125718j:plain


蓋をあければ途端に香り高い。さすがに日清、軸をはずさない。どん兵衛と一線を画する刻み揚げをひと口食べれば、甘くて、しっとりおいしい。


お揚げはダシの味をダイレクトに伝える。いかにも関西といった薄〜い色のダシは、表面積のぶん、刻み揚げのほうが合うのかもしれない。


鯛おにぎりとの相性も抜群。瀬戸内海のホームラン王や〜などとしょうもない事を思いつくほどおいしい。ストレートのうどんも喉ごしなめらか。


どん兵衛との棲み分けはともあれ、舌バカなのに偉そうですが、麺喰いとしては合格点。あえて併売する日清の矜持が感じられました、とさ。


ごちそうさまでした。