今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 202)自家製・紅茶の煮豚

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食のエッセイといえば東海林さだお先生。池波大先生とは異なり、庶民派で B 級グルメだけど、だが、それがいい。なんというか、手が届く。


そんな東海林さだお先生のレシピの1つ、チャーシュー。豚ブロックをお湯で煮て、醤油に漬け込むだけ。これが何度試してもおいしいのだ。


本日は賞味期限まぎわの紅茶のペットボトルをどうしたものかと一考し、烏龍茶になぞらえて豚を煮込んでしまうことに。アレンジレシピだね。


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ネットで調べると、豚肉の紅茶煮自体はよくあるみたい。さっそく、紅茶1、水1を大鍋に沸かして、豚バラブロックを煮込み始める。


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最初に出てくる派手なアクを取り除いたら、落とし蓋をして 40 分ほど煮込んでいく。換気扇を回すも、ほのかな紅茶の香りが部屋に漂う。


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キッチンタイマーに呼び出され、お茶に染められ黒黒とした豚バラを取り出すと、重厚感にあふれてる。なんというか、昭和の大物俳優っぽい。


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空気を抜きつつ、醤油とともにジップロックに入れて、荒熱をとりがてら、時々ひっくり返して小一時間。その間に、大鍋を洗ったりする小市民。


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いい頃合いと切り分けてみれば、実にいい塩梅。ひと口かじると、豚の脂と旨味がおいしい。そこに紅茶の香りと、醤油のコクが加わってるしネ。


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出来立てを摘んだ後は冷蔵庫に寝かせる。ラーメンに入れてもよし、つまみにしてもよし。午後の楽しみが増えました、さすが午後の紅茶煮込み。


ごちそうさまでした。