空調のききすぎたオフィスにいると、やはりお昼時はカラダが冷える。でも、温かいものを食べようと外に出ると、梅雨時のぬるい熱気を浴びる。
まとわりつくような湿気! ここは冷たいうどんなぞどうだろうか。キュッとしめられたうどんに
チベタイつゆ、そいつをツルツルいただこう。
で、おろしうどんを頼んだところ、やってきたうどんにはあったかいツユがナミナミと。そうきたか。たしかに、冷やしとは書いてないもんな。
おろし、というからには冷たいだろうという先入観があったね、反省。でも、店内もかなりエアコンがきいてるから、ちょうどいいやと箸を割る。
弾力にみちみちたうどんは喉越しよく、歯に力を入れると押し返してきてやがてプツリと切れる。手打ちうどんならではの快感に酔いしれちゃう。
粗く下ろされた大根の食感が楽しく、サクサクの天かすも嬉しい。これは何かと食べてみれば、トロトロで冷たいメカブが意外に温麺に合うのな。
大根の甘みがわかる淡麗だしは絶妙で、七味をかければ味変して2倍楽しめる。ズルズルっとすすれば、みるみるうちに丼ぶりはすっからかん。
こうなると、ほうじ茶が熱いのがうれしい。心頭滅却しても梅雨時のマスクはつらいけど、with マスクなこの夏を工夫して過ごさなきゃね。
ごちそうさまでした。