今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 206)自家焼き・栃尾揚げ

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栃尾揚げ。意外と知られていないが、新潟は長岡の名物である。任天堂のスイッチほど大きく、とても分厚い、非常に食べ甲斐のある油揚げです。


こんがり焼いて、ネギを散らし、生姜醤油でいただくのがおいしい。しかし、それでは普通の厚揚げと変わらないので、いつもアレンジしちゃう。


今回は、側面に包丁で切り目を入れ、マヨで和えた高菜ちりめんを詰め込んでみる。焦げつきやすいので、こまめに両面を返しつつ焼いていく。


フライパンの端っこにおいて、じっくり火をとおす。何というか、オムレツのようにナーバスな扱い。朝マックのマフィンのような表面が食べ頃。


トンカツの如く切り分けて盛りつける。外はカリカリ、中はジュワーの快感。高菜とちりめんがいい塩っけで、内側からもマヨの油がしみてるネ。


油揚げが名物というのも、なかなか珍しい。宮城あたりでも油麩丼を推してるけど、清々しいというか、こういうのでいいんだよ、と思わされる。


栃尾揚げは、ビールが進みすぎるのが難。お腹にたまるアテなので、新潟らしく日本酒をあわせたほうがいいかもね。いずれにせよ、うまし。


ごちそうさまでした。