今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 210)カツ丼

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日本人たるもの、言霊を信じている。おせち料理に代表されるように、食事でもダジャレで縁起を担ぐのだ。おめでタイ、よろコンブ、敵にカツ。


で、プロ野球も始まったし、ひいきチームの験担ぎに中華料理店でカツ丼なぞ。こちらボリューム多めなので、念のためご飯少なめで注文する。


町中華のよさというかアバウトさで、専門じゃないけど材料があるから出せますという姿勢。こちとら趣味の願掛けだから、それが気楽でいいや。


なかなか立派なカツ丼ですね。ついてくるのが中華スープなのが泣かせる。まずは、カツ周辺の玉子とタマネギでご飯をかきこむ。アチチ。


ダシが和風ではないのかな、気持〜ち甘みが強い気がする。タマネギはシャキシャキで、玉子ネギ丼としても十分にやっていける実力者だね。


とはいえメインはカツ。専門店のようなキレイなロースではなく、排骨用なのかな、ゴツゴツした武骨な肉塊で、厚みに凹凸があるのが楽しい。


衣はすでに玉子と一体となっているしっとり系。カツをひと口、ご飯はふた口くらいのペースでグイグイと食べてゆく。箸休めの漬け物もグー。


それにしても、揚げ物ランチは一大イベント。「勝つ」つもりで「カツ」を食べたのに、自分の弱った胃腸に「喝」が入った結果となりました。


受験生が朝からカツ丼を食べるのはどうかねえ。消化に血がとられて、試験どころではなくなるもんな。満腹をさすりつつ、そんなことを思う。


ごちそうさまでした。