今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 326)冷やし中華

f:id:socius_lover:20200710135619j:plain


こちらのお店では今季2度目の冷やし中華。豊富なメニューに悩んだけど、季節ものだし、おいしいものはいくら食べても飽きることはないのだ。


何というか、基本にして到達点、アルファにしてオメガのような具材。自宅で作るのはおろか、チェーン店でもここまで揃えないオールスター。


ツルツル食べながら、いろいろと考える。仕事のこと、老親のこと、コロナのこと。いかん、いかん。目の前のひと皿に集中しなきゃ失礼だナ。


いつもながら尖ったところのない、カラダになじむ味。酸っぱいタレも、もちもちの麺も、冷え冷えの具材も、すべてが調和して腑に落ちてくる。


そうそう、具材の気まぐれも魅力のひとつサ。本日の中華クラゲは前回より白いな。コリコリ食感が楽しく、思ったよりしょっぱいので驚く。


ひと通り食べ終え、皿をすうっと持ち上げ、カラシがきいたスープをひと口、ふた口。鼻腔に抜ける酸味と辛味にむせそうになるも踏みとどまる。


水をグビッと飲んで、幸せの余韻を味わい、店を出てぬるい外気にあたる。冷やし中華、今夏はあと何回食べるものだか、自分でもわかりません。


ごちそうさまでした。